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高齢者が被害に遭いやすい詐欺とは

高齢者は詐欺事件の被害者に遭いやすい傾向にあります。
その中でも典型的な高齢者に向けた詐欺について詳しく解説していきます。

 

◆オレオレ詐欺
オレオレ詐欺は最も典型的な高齢者被害の多いものと言えるでしょう。

 

手口については非常に有名なものであるため、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、今一度確認しましょう。

 

オレオレ詐欺は、高齢者に対し、家族を装って金銭の振込などを行わせるものです。

 

家族の声であれば判別が可能なのではないかと思われる方が多数いらっしゃいますが、実際に被害に遭ったほとんどの方が、自分は詐欺には遭わないという自信があったというデータが警視庁の資料により解っています。
(警視庁・SOS47特殊詐欺対策ページ)

 

また、詐欺師側の金銭の受け取り方法も、交通事故の被害者の口座に示談金を直接振り込んでほしいといったような言葉で、巧みにご家族以外の方の名義の口座へと現金を誘導します。

 

また、代理人が直接受け取りに行くといったように、大胆にも直接金銭を受け取るといった手口もあります。

 

◆預貯金詐欺・キャッシュカード詐取
預貯金詐欺は、払戻金があるからキャッシュカードが必要になるといって、キャッシュカードを騙し取る詐欺です。
自治体職員のフリや、キャッシュカードが無断利用されていると銀行員のフリをすることもあります。

 

自宅までキャッシュカードを確認し、封筒にキャッシュカードを入れさせ、本人が目を離した隙に偽物のプラスチックカードとすり替えて、そのままカードを盗みます。

 

また、本人はキャッシュカードの入った封筒を開けないようにと指示されるため、すり替わったことに即座に気がつきにくくなっています。

 

◆高齢者を詐欺被害から守る対策
・家族と連携する
オレオレ詐欺などの特殊詐欺は、家族との間で合言葉などを決めておく、情報を共有しておくことによって、多くのケースを防ぐことが可能です。

 

・典型的な詐欺の手口を覚えておく
特殊詐欺の典型パターンを覚えていることで瞬時に詐欺と判断することが可能となります。

 

もっとも、年々特殊詐欺の手口も複雑化をしているため、現金の振り込みを要求してくるような連絡があった場合には、一度家族や警察に確認をとったほうが良いでしょう。

 

◆それでも詐欺被害に遭ってしまったら
特殊詐欺は、現金を振り込ませるものと被害者のキャッシュカードを奪い、預金を使われてしまうものの2つに大別することができます。

 

これに関しては、詐欺ということに気がついた段階で振込先の銀行口座、キャッシュカードが奪われた場合には自身の銀行口座を凍結することで現金の引き出しを防ぐことが可能な場合があります。

 

その後は警察が捜査をしてくれるので事件の解決を待つこととなります。

 

ヒューマン法律事務所は、大阪市内を中心に刑事事件はもちろんのこと、相続などの家族間でのトラブルや損害賠償や多重債務といった債権関連の法務を取り扱っております。
詐欺被害でお困りの方はぜひご相談ください。

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弁護士
青砥 洋司(アオト ヨウジ)
所属
  • 大阪弁護士会
経歴

昭和37年生

昭和60年 立命館大学法学部卒業

平成13年 司法試験合格

平成15年 弁護士登録(大阪弁護士会)

事務所概要

名称
ヒューマン法律事務所
所在地
〒530-0047 大阪市北区西天満3丁目13-18 島根ビル8階
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