海外投資詐欺

海外投資の場合、国内の投資とは異なり、高利回りの商品が多く魅力的なものが多いです。
一方で、海外にあることから実態が不明であることを利用されたり、運用会社が無許可であったりして、資金が持ち逃げされてしまう場合があり、それが海外投資詐欺にあたります。

海外投資詐欺・海外ファンド詐欺に遭ってしまう人の多くは、IFA（個人のファイナンシャル・プランナー）の主催するセミナーに参加し、商品の説明を受けることで、投資資金を支払ってしまいます。IFAは、投資信託と海外の投資信託を比較して言葉巧みに説明することで、投資経験のない人や知識が浅い人を取り込んでいきます。

以下で紹介するのは、海外投資詐欺の対象としてよく扱われる商品の事例です。もっとも、必ずしもこれらの商品自体に問題があるというわけではなく、むしろ人気のある商品であるために海外投資詐欺の対象とされている傾向にあると考えられます。

■海外FX投資系
FX取引（外国為替証拠金取引）において、運用のプロが作成した自動売買ソフトを購入させる詐欺の方法です。自動売買ソフトによって自動で売買をして、利益が出るという仕組みになっています。もっとも、ある程度まで配当金は支払われたとしても、途中から支払われなくなることがほとんどです。
海外投資詐欺の中でも、昔から被害の多い詐欺取引です。

■海外積立投資系
例えば、数百万円を投資して、毎月5%の利回りで毎月5万円利益が出る、というように、毎月分配型の投資信託のような取引形態です。

出資金を集め、それを運用することで出た利益を配当金として配る（「ポンジ・スキーム」と呼ばれる）という手口などで販売されることが多いです。最初のうちは分配金が支払われますが、一定の期間が過ぎるとお金が支払われなくなります。また、支払われていたとしても、実際には運用はしておらず、各出資者からの投資金を分配に充てているだけといったケースもあります。

ヒューマン法律事務所は、大阪府北区で、刑事事件のほか、多重債務問題や相続、不動産売買などの一般民事を幅広く取り扱っています。損害賠償の問題や中小企業の法務問題についても、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。ご依頼者様にとって最適な解決方法をご提案させていただきます。敷居の低い、市民の皆様に愛される事務所を目指し、弁護士・事務局一同努めていきたいと存じます。