詐欺の立証の難しい理由とは

詐欺は一般的に、立証することが難しいといわれています。
その理由は、詐欺師は詐欺の証拠を残さないように巧妙に立ち回っているためです。書面などの「書証」、物などの「物証」、証言などの「人証」ですが、詐欺師はこうした証拠が残りづらいように工夫しています。具体的には、やり取りを電話や直接でのみ行ったり、契約書などを交わさないようにしているのです。

もっとも、電話の内容を録音したり、パンフレットやホームページ、メールのやり取り、契約書類や各種契約のための資料などをコピーしたり写真を撮るなどすれば、証拠とすることができます。

詐欺にはさまざまな種類があるため、何が最も効果的な証拠となるかはそれぞれのケースによって異なります。よって、早い段階からできる限りの証拠を保全・収集していくことが、詐欺の立証の鍵となります。

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