クラウドファンディング詐欺の手口・返金方法

クラウドファンディングとは、不特定多数者から資金を募って、アイデアを実現化するというシステムです。

このクラウドファンディングを利用して詐欺が行われる場合がありますので、その手口とその被害金の返金方法についてご説明します。

クラウドファンディングは、発案者からのリターンとして、商品やサービスを受け取る代わりに出資者がお金を出すというシステムですが、通常、プロジェクトが難航し、成果が出なかった場合や、失敗した場合にも受け取った金銭を返金する規定は存在しません。これを逆手に取って、悪質な業者は、プロジェクト立ち上げて、資金を調達しておいて、リターンをせずに消えてしまうことがあります。

このようなクラウドファンディング詐欺であるかの見分け方としては、出資金の使い道が明確に記載されていないものや、どこかで見たことのある商品が内容となっているような場合には盗用案件である可能性があり、詐欺であることが多いです。

また、起案者の実態が明らかでないような場合も、詐欺である可能性があるので注意しましょう。

では、以上のような詐欺に遭ってしまった場合、どのように対処するのが得策といえるのでしょうか。まず、自力で解決する方法として、自身でクラウドファンディングを提供していた運営者に対して問い合わせる方法があります。

リターン品が届かない旨等を伝え、相手を責めずに交渉を進めることが大切です。

この返答内容は、返金交渉を行う際の証拠となるため、記録を残しておくことを心がけましょう。

一方で、法律の専門家である弁護士等に相談して被害金を取り戻す方法もあります。

クラウドファンディング詐欺のような特殊な詐欺の場合、個人でその証拠を集め、立証することは容易ではありません。

そこで、法律の専門家に依頼し、効率よく証拠を集め、適切に損害賠償請求や被害金請求をすることをおすすめします。

ヒューマン法律事務所は、大阪府北区で、刑事事件のほか、多重債務問題や相続、不動産売買などの一般民事を幅広く取り扱っています。損害賠償の問題や中小企業の法務問題についても、お困りの際はお気軽にお問い合わせください。ご依頼者様にとって最適な解決方法をご提案させていただきます。敷居の低い、市民の皆様に愛される事務所を目指し、弁護士・事務局一同努めていきたいと存じます。